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2008年02月12日
文化の輸出→これが、これからの日本の生きる道だ
  1. アメリカの寿司ブームの仕掛け人
    IMG_0062.jpg「これからの日本の輸出ビジネスは、文化の輸出だ。」「食品というのは文化の違う物を持って来て、それを異文化の中に入れる以外にビジネスとして生き伸びることはできない」と語ってくれたのは、ロサンゼルスに本社がある日本食の総合商社、共同貿易(Mutual Trading Co. , Inc.)の金井紀年社長です。本人は、日本食をアメリカにもたらした大きな仕掛け人ですから実に説得力があります。
    "アメリカの寿司ブームとすし文化を広めた人"と言った方がわかりやすい。(アメリカには、1万件以上の寿司屋さんがあるといいます。全世界で2万件ですから、半分はアメリカにあるんですね。)

  2. 成功の秘訣は、「食文化の輸出」
    「生は食べない」と言われていたアメリカ人に、「生こそ衛生管理が行き届き、実は衛生的」と江戸前寿司を普及させた話は、実はビジネス的にもとても参考になります。なぜ寿司がアメリカで普及したか?
    ? 日本はいいものを作る、メイドインジャパンの品質が良く、高級だというイメージが定着しつつある時期に寿司ブームが起きた。 
    ? 日本食は健康的だというアメリカの健康志向
    ? 映画「ショーグン」の大ヒットで日本ブームが起きた。
    ? 腕のいい寿司職人が集まりやすかった。(当時は円がやすく、アメリカに来ると日本の3倍以上稼げたといいます。)
    この様に、寿司を普及させる大きなフォローの風が吹いたようですが、これだけでは一過性に終わってしまう。
    ビジネスとして定着させるには、もっと実践的な作業がいります。
    ? スシネタを冷凍食品に代えていく(これには現地での冷凍設備まで含め、流通そのものを変えなければなりませんし、そもそも寿司職人の「生」でないとダメという刷り込みを変えさせなければいけない。)
    ? 日本から食材を運んだのではコストが合わない。世界各地や、現地調達の道を開く。
    ? 食生活を変えさせなければなりませんから、寿司を「体感」させないといけません。それでスーパーマーケットに卸すより、日本食レストランを多く作って寿司をアメリカ人に「体感」させる。そのために、寿司職人の独立支援で、金融までつけたと言います。(ちなみに貸し倒れはほとんどなかったそうです。)本人は淡々としゃべってくれましたが、実に大変な作業ですよね。

  3. 寿司バーが増えれば、日本酒もブームになります。アメリカでは、日本酒もブームになり、アメリカでは年々20%も伸びているそうです。

                  

2008年2月号 TSUJI・HONGO`s SCOPEより一部転載

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