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時代を読む

「1次方程式(y=ax)」と「共通了解」

  1. 「バカの壁」は組織論

    「バカの壁」(養老孟司著新潮新書)は私流に解釈しますと、組織論ではないかと思っております。その中に「脳内の1次方程式」ところがあり、y=axの式でいいますとxが入力情報、脳の中でaという係数をかけてyという出力結果がでる。だとすれば係数のa次第で出力(結果)がきまってしまう。
    係数のaは「現実の重み」と言っていましたが、私はその人の「価値観」とか「生きざま」とかになるのではないか、ですからaがゼロならばyもゼロになり反応ゼロ(無関心)ということになります。
    優秀でも、高学歴でもよく会社を転々とする人はそもそもaが会社という環境に合わないので、その人のaを変えない限り死ぬまで転々としてしまう。上司の指導にも無関心の人もしかりである。


  2. 「共通了解」

    社会の仕組みは「共通了解」になりたっているという話もおもしろい。社会やコミュニティあるいは会社という組織は「共通了解」のうえになりたっているのでその中で個性的というのはなりたたない、勝手に解釈しますと会社の理念やミッションや方針だとかはその会社の「共通了解」事項なんですね。
    そう考えるとアメリカ企業が90年代にミッションステートメントをかかげて復活をとげたなんかというのはよくわかりますね。
    理念のない会社はダメだともいうのももっともですし、チームワークは「共通了解」がなければなりたちません。
    会社もスキルを上げる教育はもちろんですが、a(係数)という「共通了解」のコンセンサスはもっと大事ということになります。
    さて遅ればせながら、来年1月から本郷塾ではミッションステートメントを議題にしてスタートします。平野君、土屋君に世話役を頼みます。平野さんから近々メールが行きます。ふるって応募してください。

[2003.11.25]

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