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時代を読む

用途開発がすすむ予防医学

  1. 「井上康生」はビデオ包囲網に負けた
    週刊新潮(9月2日号)によれば井上康生は「ビデオの包囲網」に負けたと書いてありました。記事によれば、ドイツのザクセンスポーツ研究所には、井上康生のビデオだけで7000本以上あったといいます。それもデジタル化されているそうで、止めて見れたり、スローモーションになったり全部分析されているそうで、敗戦の原因は相手に研究され尽くされたのではないかと書いていました。
    なんで負けたのかと、日本のテレビでは練習しすぎだとか言っていましたが、でも、この記事のほうが合理的で、説得力がありますよね。
    関係ないんですが、スポーツの世界は、経営より進んでいるんじゃないですかね?

  2. 用途開発もイノベーション
    昔、日本が世界に先駆け炭素カーボンをゴルフのシャフトに使ったとき、マスコミはさすが日本は商売がうまい。宇宙開発に使ったものを、ゴルフのシャフトに使うことを考えるのは日本だけだ、と賞賛されたことがありました。(日本経済が最盛期のころですよ。)
    これは使い方を変える、「用途の開発」をすることで、ビジネス上ではイノベーションがおこるたとえですが、最近予防医学の発展を見ますと、予防医学は、用途開発の歴史だなーと思ってしまいます。
    昨日(9月1日)の12チャンネルWBSを見ていましたら、コーエンザイムQ10(テン)の特集をやっていました。
    今老化防止で大変人気があるサプリメントはこれだといっていました。(私も飲んでいまして、なぜかアメリカで買うと安いのですが。)
    老化防止(若返り)のサプリメントで (1)老化のもとになる酸化への抗酸化作用と (2)エネルギーを同時に与えてくれるといいます。(テレビでは100年に1回の革命だと言っていました。)(ちょっとオーバー(笑))
    ビフォアーとアフターでは、しわが少なくなるそうで、是非試してみては?でも自己責任でやってね?(笑)
    このサプリメントは、実は日本で100年前に発明されており、心臓の薬だったんですね。それを外国でサプリメントにして、日本に逆輸入してきたようです。
    心臓の薬が、若返りのサプリメント。
    こんな例は他にもあります。鉛中毒患者の治療につかっていた、キレートが、今大人気になりました、これも血液を浄化するなどのキレーションの治療薬になって生まれ変わったというわけです。
    又、アンチアージング(若返り)に使う成長ホルモンも、従来こびとの治療に使っていたものの、用途開発になります。(ロゲイン(日本名リアップ)、バイアグラも高血圧の薬として、当初開発したものですが、副次効果で今の薬になったといいます。)
    使い方の工夫で、商品は付加価値を生むのですね。たまたま予防医学の例を書きましたが、医療の分野に限らず、こんな例がたくさんあります。
    用途変更、用途開発も立派な、発明であり、イノベーションです。その事例が予防医学で最近目に付いたので書いてみました。

今日の言葉
「ルールを守るのも大事、しかし時代に合わないルールを変えるのはもっと大事」

[2004.09.06]

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