新規事業の打率
- ある温泉で張り紙がありました。
「当温泉は井戸水ではありません。ですからお湯を湯水のごとく使わないでください。」 - ある雑誌によりますと、新規事業の成功の失敗は90%以上だといいます。
99%失敗におわるという統計もあるのだそうです。(M&Aの成功率も10%だと言っていた人がおりましたが。) - その雑誌でなぜ新規事業はうまくいかないのか(特に大会社の成功の確率が低いと書いていました)と書いていましたが、どうも翻訳だったのでその意味が良くわかりませんでしたが、要するに事業の見通しが甘いようなことを書いていましたね。
- そこで私の経験からなぜ新規事業がうまくいかないのかを、考えてみましたが、一番大きいケースは、会社が自ら新規事業の眼をつぶすケースが良くありました。
一番印象に残っているケースでは、随分前のことですが、全国ネットの不動産賃貸の会社でしたが、その賃借人(入居者)がかなりの数若い人なので、結婚式のビジネスをやりたいという提案を若いスタッフがしたところ、会社は「売り上げ規模が小さい小さい」といって事業が中途半端になり失敗したことがありました。
はじめどんなビジネスでも、現行の規模に比べて小さいのは当たり前ですが、往々にして、こんなケースで事業の眼をつぶしてしまうことがあるのですね。 - カニバリゼーション
最近の例は、現行事業とのカニバリゼーション(共食い)ですよね。典型例はリアルな商売をしている事業がネットの商売への進出がうまくいかない。
ネット証券、ネット流通、これらは既存の大会社の進出はうまくいかないで、市場は若い会社がシェアーをとりました。
そのうまくいかない原因はいろいろ挙げられるのですが、既存ビジネスへの悪影響を考えるとどうしても、真剣にやれない、資源も割けない、こんなことでもたもたしている間にあっという間に若い企業に市場を奪われてしまいましたね。
既存の事業がうまくいっていればいるほど、新規は難しい、しかし、悪くなってからでは、新規に入る余裕すらなくなります。
ホントに事業は難しい!?
今日の言葉「バックヤードはデジタルで、フロントはアナログで」
[2004.09.13]



