激動の時代に相応しい経営戦略を伝えよう

時代を読む

「優しいけれど、強い」「静かだけれど、激しい」

  1. リスクテイキングとリスクマネジメント
    そもそも経営とは、矛盾することを同時にやらなければならないと言われています。 成長と安定と言いますが、成長志向になれば不安定にもなります。でも、それでつぶれてしまっては、元も子もありません。  「虎穴に入らずんば虎児を得ず」というリスクテイキングも重要、されど「君子危うきに近寄らず」のリスクマネジメントも同じぐらい重要です。

  2. 矛盾を恐れない
    常々そう思っていましたら、
    「リーダーは、対抗する知」
    「カオスや矛盾を恐れず、知の組み合わせを遊ぶ」
    というような文章にぶつかり、我が意を得ました。(笑)(「知的リーダーの肖像」松岡 正剛著・「勝者の決断」松岡 正剛他著:ダイヤモンド社)
    その本の受け売りですが、
    「矛盾を恐れないメッセージを発信する知を持つこと」
    「物事は正しい(と見なされる)1つの判断、『正』と矛盾する『反』から成り立つ。だとすれば矛盾を恐れる理由は何一つない」(同 上)
    これで大成功したのは、「まったく逆説的な価値である、『コク』と『キレ』の組み合わせ」によって伝説的なヒットとなった、アサヒスーパードライの「コクがあってキレがある」だったというのです。著者によればこれからの時代、矛盾を超えるメッセージが必要と判断したそうです。
    例えば「優しいけど、強い」「静かだけど、激しい」。これには、リーダーも遊ぶ精神が必要で、「遊びをせんとや生まれけん」なんだそうですが。

  3. 矛盾を超えるメッセージ
    大きくなっても、利益率は落ちない(収穫逓増の法則)。
    「大きくて、筋肉質」「営業も、コンプラも強い」。
    勝手に解釈しますと、「二兎を追う経営を堂々とやる時代」。皆さんどう思われますか?


「TSUJI・HONGO SCOPE 9月号より転載」

[2006.09.04]

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