税のイニシアティブ
- 課税庁をすっぱりやめて、民間の税のシンクタンクを作った、朝長英樹先生がいます。(日本租税総合研究所 研究主幹)
朝長さんは国税では有名な人で、法人が専門、事業再編税制の法制化にも大きく関与していた人で、「事業体課税」の日本の権威者の1人です。 - 我々の勉強会(税務研究会 10月19日)で、しゃべってもらいました。
やめて、シンクタンクを作った経緯なども、話してくれまして、大変参考になりました。ちなみにこの税のシンクタンクは経団連がバックアップしております。 - まず驚いたのは、そういうキャリアの人が、退職前に官から民に行く。
しかも、税のベンチャー企業を立ち上げるようなものですから、世のなかが変わったなーとつくづく思いますね。(もちろん、本人のパトス(情熱)もあります。) - それと話をお聞きして参考になった点。
?、 法人税は事業体課税に移ってきたなー、と感じました。事業形態に関する税制が所得、税額計算よりグローバルにはずっと重要になってきています。
日本は依然として、所得・税額計算が主流ですが、それに対する危機感もあったんですね。
?、事業体課税は、租税回避行為と一体だということ。
?、アメリカでは、構成員課税の税収(LLC等の税収)が、法人税課税の税収を上回ったということです。
?、 日本は収益の入り口でしか課税していないが、分配に課税すべき。 - 事業再編税制→資本政策に目覚める
私が一番ピンと来たのは、この話でした。
成る程、税は政策に中立だというのですが、再編税制を整備したおかげで、確かに起業は資本政策がやりやすくなりましたものね。ネ、金子均さん!
税は、やっぱり、世の中や経済を動かす、へその大きな柱だなー。
ほんごうでした
[2006.10.26]

