連結納税のうまみ
- 先般知り合いの上場会社の社長に前期の決算を聞きましたら、連結の経常利益が3億円で、税引き後利益が、5千万円だと言う。
びっくりして「そんなに税金を払ったの?」と聞きましたら、「連結前の個々の会社の利益がバラバラで、赤字の会社もあったので税金がこんなに多額になってしまった。」との答え。 - 昔、アメリカの経営と日本の経営の違いを書いた記事がありました。
「日本は、経常利益を上げるためにものすごい努力をする。」
「アメリカはケイツネから、税引き後利益の間、つまり税金をいかに少なくするかに精力を使う。」
「ケイツネをあげるためには、全社員一丸となった努力が必要だが、節税は少数者の知恵でも出来てしまう、どちらのコストが安いのだろうか?」
「しかも節税の方が、手取り金額が多い。」
たしかこんな内容の記事でした。
私が身近に知っている外資でも、節税のためだけに毎年本社を変えている会社がありました。(さすがに日本の会社はないですが。)
一番のキャッシュアウトは「税金」ですものね。言い換えますと、キャッシュフロー経営の、要の一つは税金です。 - 話を戻しますが、連結納税が大分増えてきたと、課税関係者から聞いたことがあります。
上記の会社の例でも、もし連結納税を採用していたら、個々の会社の損失と利益が相殺されますから、税金が1億円以上違い、手取りのキャッシュはその分増えます。
逆に、1億円残すためには、売上をどのくらいあげなければならないかを考えて見るとよくわかります。
上場会社だけではありません。未上場でもまったく同じことです。
「TSUJI・HONGO SCOPE 8月号より転載」
[2007.09.06]



