さらば財務省!
副題が「官僚すべてを敵にした男の告白」という勇ましい題のベストセラーがあります。(高橋洋一著・講談社)これがなかなかおもしろい。
著者は、財務省のエリートでしたから、裏話も多く週刊誌的おもしろさもあります。
小泉内閣のブレーンで、竹中大臣の懐刀の役割をし、構造改革を裏方から推進した人でもありました。
又、話題になった埋蔵金(特別会計の含み益)を探った人でも有名です。- 旧大蔵省から財務省は「役所の中の役所」と言われて来ました。その役人の出身で、よくあそこまでこの本は書けたなと、感心しましたね。
書く勇気ももちろんありますが、書ける時代になったと言う事もあるのでは? - 私が誤解していたのは、国の借金でした。
800兆から1000兆円とも言われていますが、それは総債務で、資産を控除した借金(純債務)は、300兆ぐらいとのことです。(この本にも書いてありますが、これは私がある会で著者に直接質問して確認しています。)
他の国は純債務で公表しているそうですが。
又、日本ぐらい国有財産がある国はないそうです。 - 財政再建の手順がおもしろい。
野球の打順に合わせまして、1番バッター「デフレ脱却」、2番バッター「政府資産の圧縮」、3番バッター「歳出削減」、4番バッター「制度改革」そして最後が「増税」だというプランニングでした。(これがいわゆる中川秀直さんらの、まず経済成長ありという上げ潮派の主張となっている。)
会社の再建でも、まず営業利益の改善から入りますものね。それから財務改善、売上増(増税)は外部要因なので後回しにします。
ということで、是非ご一読を
ほんごうでした
[2008.09.10]



