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マクロにだまされるな

  1. 昔の経験で恐縮ですが、円高が進み輸出不振となり不景気になると、マスコミが大騒ぎしたことがありました。 そうなるのかなと思いながら、仕事柄毎日お客さんの決算書に目を通していると、それが逆で、見る決算書、決算書がどんどん業績改善してきたんですね。 記憶が確かではないのですが、しばらくしてマスコミのコメントが出るようになり、「円高で内需が進み、円高が景気に追い風になった。」と言うような記事が出たのを思い出します。
  2. その時と今ではもちろん状況が違いますが、今回のサブプライムに端を発した金融危機と、不景気が来るぞというマスコミの連日の報道を見ますと、その時のことを思い出します。
    良く言われますが、どんな好景気の時でも精々6?7割の企業だけが好業績で、全てが好景気になる訳ではない、一方、不景気でも3?4割の企業は好業績を維持している。その差は、3?4割にしか過ぎないのです。

  3. ですから、不景気の最中でも景気の良い会社が結構あるんですね。でも、同業者の集まりでは、好業績を維持している会社の人でも景気がいいとは死んでも言いません。
    不況業種と言われているところでさえ、長年の経験で言いますと、実はいい会社が結構あります。
    自動車メーカーとか家電メーカーのように、世界的にシェアの高い会社は、好不況の波に左右されますが、中小企業はどうでしょうか?
    一般的に好不況の影響があるほどシェアが高くないので、世間の景気と個々の企業業績は、あまり相関関係がないのも事実です。
    ところが、マスコミや世間が不景気だと言いますと、どうでしょう、なんとなく「気持ちが不景気」になるんですね。
    「落ち込まず、マクロにだまされない。」不況対応の第一歩は、そこからだと思うのですが・・・。)

2008年11月号 TSUJI・HONGO`s SCOPEより転載

[2008.10.31]

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