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時代を読む

したたかな財布

  1. 前のバブルの時、ニューヨークの不動産を日本の会社がすっ高値で、
    買いあさったことがありました。
    その時、ある人が言っていたことを思い出します。
    「アメリカはしたたかな国で、世界中からカモを募っている。
    世界中が憧れのニューヨークにビルを持ちたいと思っているからね。
    買わせて、その物件が下がった時、また買い戻すんだ。」
    結果、その人の予言通りになりました。

  2. 今回の金融バブル崩壊の過程で、米政府が、色々な国に資金援助の
    アプローチをしたという記事を見た時、上記の話を思い出したのです。
    記事(「選択」2008年11月)によりますと、米政府から見ますと、各国は、
    「便利な財布」にすぎないというのですね。
    今回の危機の過程で、
    (1)まず中国の政府系ファンドの資金がドル資産の買い支えに使われ、
    (2)次に中東産油国マネーが米金融機関の資本増強に使われた。
    (3)今夏、韓国の政府系銀行が執拗にメリルリンチの買収を持ちかけられた。
    最後に日本の金融機関に出資の依頼が来た。こう言う記事でした。

  3. 投資の是非はともかく、基軸通貨を持っている国のタフさに感心してしまいます。
    「便利な財布」というより、「したたかな財布」とでも言うのでしょうか。
    それも桁のはずれた財布です(笑)

    ほんごうでした

    [2008.11.20]

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