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時代を読む

自由

1.大昔、私が小さい頃の話ですが、近所の人が「都市の空気は自由だ!」
  と言って、田舎を嫌って東京に出て行った人がいます。
  それから何年かして、その人は疲れて故郷に帰って来ました。
  その人は、それっきり東京の話を一切しませんでした。
  今思いますと、その人は、「自由には競争がある」と言う事を忘れて
  いたんでしょうね。

2.派遣労働の「解雇」の話を聞く度、どうもこの様な昔の話を
  思い出してしまいます。
  もともと、企業側の雇用のクッションとして便利に採用されて、
  今ではすっかり定着した制度になりますが、一方では雇用される側にも
  そのニーズが大いにあったんですね。
  会社に拘束されない、自由に稼げる、ですから需要と供給が一致し、
  急成長したとも言えます。

3.文字通り、フリーターとも言われ、いっ時は若者の生き方として
  もてはやされた時期もあったんでは?と不確かですが、思いだします。
  最近の社会情勢を見るとき、派遣を選択した人達に、
  「自由があるけど、自由の代償もあるよ」と教えておけばとも思うんですね。
  ですから、一方的なかわいそう論では、物事は解決しないなとも、昨今の
  テレビのニュースを見て思ってしまいます。
                   

  ほんごうでした

[2008.12.22]

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