激動の時代に相応しい経営戦略を伝えよう

時代を読む

叙情と闘争②

1.百貨店のビジネスモデルは、紙芝居屋という人がいます。
  今は死語になりましたが、紙芝居屋は、紙芝居ではお金を取らない。
  子供を集めて、紙芝居はタダで見せて、駄菓子でお金を取る。
  百貨店も同じで、文化で集客し、来店したお客さんに商品を売る、
  三越劇場なんかはその典型で、「今日は帝劇、明日は三越」
  ということでしょうか。
  余談ですが、だから昨今の、百貨店の安売り競争は、
  スーパーと同じになり、失敗するだろうという人も多いのですが。

2.閑話休題。
  文化と経営の両立を目指した、戦後経営者のピンは、
  やはり、堤清二さんではないだろうか。
  どちらかというと、立地の悪い池袋から出発して、
  8階売り場を、文化催事場にするとか、
  百貨店に絵は貸せないと言われたとか
  (「ポスト消費社会のゆくえ」辻井喬、上野千鶴子著:文春新書刊)
  名門百貨店のひも付きだったので、
  逆に抽象画にしたとか、また、店内に大きな書店を入れるだとか
  今の百貨店の苦悩と比較して、ちょっと考えさせられます。

3.その後、パルコや、セゾンカード、スーパー、
  無印良品、コンビニ、ホテルなどの展開。
  考えてみますと、戦後の日本の流通、小売のすべてを
  手掛けたのですから、しかも小説、詩まで書く、
  人間の一生というのは、かなりのことが出来るんですね。
  (おやじさんに、詩なんか作らず田を作れといわれたそうですが(笑))
  この本は、堤さんの交友録も面白い。
  戦後の話題の人たちとの交友は、私の育った時代にかぶりますし、
  もうひとつ、私の興味をそそりました。
  あれ?これでは書評ではないね。
  詳しくは、本を購入して?(笑)。
                    

ほんごうでした

[2009.09.30]

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