激動の時代に相応しい経営戦略を伝えよう

時代を読む

敗け方に目を向ける

1.民主党の勝利と政権交代だけが喧伝されていますが、
  私個人的には、「自民党はなぜ負けたのか」という、
  負け方に興味があります。
  今回は、自民党株式会社の敗北として考えてみました。
  ちょっと不謹慎かな?

2.環境変化対応の失敗。
  ある雑誌に、「小選挙区制にも関わらず、
  まだ中選挙区の戦い方をしていた」とありました。
  そもそも、小選挙区制は、
  「わが党の候補者ならブタにでも投票する」
  という政党が軸の政権交代が可能なシステムだということが
  分かっていなかった、浸透していなかったという戦略不在?
  従来の後援会組織に頼り、ホントは新しい個人層を
  開拓しなければならないにも関わらず、それが出来ていなかった。
  (新しい客層の未開拓、お客が古くなる会社と同じ)
  また、そもそも自民党の55年体制は、アメリカを軸としたブレトンウッズ体制と
  期を一にするものなので、この体制がゆらいだ結果の必然、
  つまり、世界のパラダイムシフト、構造変化に負けたという人もいます。
  (これだと話がちょっと大きいですが。(笑))

3.ちょっと前から連立を組んでいましたら、これなんかも、
  連立を組んだ時点で、政党の寿命が実際は終わっていたんだとすると、
  企業がダメだ、ダメだと言われながら、10年は持つのと似ています。

4.メディア戦略も負けていましたね。
  古い話ですが、ベトナム戦争でベトナムがなぜアメリカのような超大国に
  勝ったのかという話を聞いたことがありますが、巧妙なメディア戦略をとって、
  世界中の世論を味方にしたからだという話を思い出しました。

5.では、企業にならって再生を考えてみますと、
  政党と企業は違うかもしれませんが、これは一にも二にも、
  結局リーダーシップ次第と考えますが、如何なものでしょうか?
  さて、おかしくなった会社の再建の第一歩は、逆に本社の売却だといいます。
  本社を売るほど会社の状態がひどいのかと従業員に知らせ、
  奮起を促す意味からも重要だというのですね。

6.自民党再建の第一歩は、
  「自民党本部をたたき売って、借家暮らしから始めろ!」
  という政党関係者がいました。
  黒塗りの車が入口から入る図は、テレビ映りが極めて悪い。
  民主党は、貸しビルなので入口しかテレビに映らない。
  ちなみに、自民党本部は国有地で、建物は自民党の財団だそうでして、
  借地権がありますから、あの場所は高額ですので再建資金になる?

「TSUJI・HONGO's SCOPE11月号」より転載


[2009.11.04]

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