来年の話をすると、鬼が笑うと言いますが
1.私の長年の経験ですが、起業の相談にみえる人のうち、
「今回の不況は」とか、とかく「マクロの経済」だけを
話す人がいます。でも、やたらマクロ経済だけを
話す人の中で、起業に成功した人は稀でしたね。
考えてみますと、日本みたいに経済が大きい国では、
中小企業は、あまりマクロ経済に影響されない。
逆に言いますと、景気に左右されるほどのシェアが
あるわけでもないとも言えます。
ですから、中小企業の業績は、景気より企業の体質が
古くなったり、会社が世の中の流れに合わなくなったりする方が、
影響が大きいのではないか、と思っております。
2.そうは言っても、気になるのは来年の景気です。
そこで、今年最後の床屋談義を書いてみます。(笑)
さて、100年に一度という不況で始まった今年ですが、
早いものでもう今年も終わりになります。
来年はどんな年になるのでしょうか?
いろいろ専門家の意見を聞いたり、読んだりして考えますと、
全般的にあまり良い話を聞かないのが現状です。
政府の景気浮揚策が切れて、二番底を心配する人も多いですし、
2、3年前の8掛け経済が推移するのではないか?
と言う人もいます。
3.日本政府の巨額の財政赤字を心配する人もいます。
ジャパンリスクとして海外に知られてしまっているため、
海外からお金が入ってこないだろうという話です。
すると、株は上がらないどころか、下がる?
また、国債は日本で消化できなくなるのは時間の問題で、
海外に売ろうと思うが、それもジャパンリスクで売れない。
すると、長期金利が上がりこれも景気が逆ブレする要因になる。
4.資源高、川上インフレ、小売安、川下デフレを心配する人もいます。
世の中デフレで、「だれも幸せにならない経済に突入した」
と言う人もいます。
個人的に私は、景気より、デフレが心配です。
ですから、デフレ対応の企業体質を作ることは、
急務だと思っています。
デフレに対応できる企業体質とは、単純に言いますが
「財務と営業力の強化」です。
[2009.12.02]



