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賃金プレミアム

1.シロート的発想で恐縮なのですが、昔、産業革命以前に
  マルサスの「人口論」というのが支配していまして、
  要するに、「人口が増えれば、賃金が下がる」という理論でした。
  おもな生産手段が土地の場合は、この理論が正しいのですが、
  産業革命で一変しまして、人口が増えても、
  所得が減らないということになった。

2.これは、単純に言えば「生産性の向上」「生産効率の向上」によって
  もたらされたと言われています。
  その結果、人々の所得、生活水準が向上しました。
  「現代では、貧者が王子のように暮らし、
   王子が皇帝のように暮らしている」(「10万年の世界経済史」)
  イメージ的には、一昔前、銀座のホームレスには糖尿病が多い、
  ルイ14世より豊かだと言われたことがあります。
  そんな感じかな?

3.さて、産業革命の経済成長のテコは、
  「労働者一人当たりの資本量の増大と、
   生産プロセスでの効率性の向上の、二つ変化の
   結果にしかすぎない」(同書)
  これが20世紀まで続いた工業の時代、製造業の時代の経済成長と
  所得水準の向上の要因だとすれば?

4.戦後、世界で一番その恩恵を浴したのは間違いなく日本でしょう。
  でも、その20世紀を支配した製造業の時代が、
  日本では終わったとすれば、21世紀の今後の経済成長のテコに、
  我々が合わせないと、所得水準、賃金が増えないということになります。
  えらそうに言えば、「賃金プレミアム」を何に求めるかで、
  我々の今後の賃金、給料が全然違ってくるのかな?
  21世紀の生産手段は、「知識」というのはやさしいのですが・・・。
  でも、そのイノベーションに勝った企業しか生き残れないとは、
  間違いなく言えそうです。

                       ほんごうでした

[2009.12.15]

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