経営五感 -若返り-
- たまに国際線に乗ってみますと、ビジネスクラスでも随分若い人が乗っていますね。それを見ますと、やっぱり、知らず知らずのうちに世間は、世代交代とか、若返りが進んでいるのが分かります。
- 鳩山政権の支持率低下にも関わらず、自民党も一向に支持率が上がりません。民主党がダメなら、自民党とはいかないようで、自民党の敗北はそうとう根が深いなーと思ってしまいます。
戦後日本の高度成長の旗振り役で、55年体制の象徴だった自民党の敗北を見ますと、経営の衰退の鏡のように思います。 - まず、敗因ですが、
①小選挙区制が実施されたにも関わらず、派閥中心の中選挙区制の戦い方をしていた。(経営環境が変わったにも関わらず、変化対応能力が欠如して没落した企業と同じ)
②小選挙区なので一人しか立候補できませんから、つい現職優先でいったので、新人は出る余地が少なく、結果、世代交代に乗り遅れた。 - 最大のライバルは世代交代とよく言います。野球でいいますと、ポジション争いをしている目の前のライバルではなく、その選手をあこがれて、テレビやスタンドで見ていた野球少年だと言う例えがあります。
イチローのライバルは、あこがれてイチローと名付けられた野球少年かもしれないのです。 - もうひとつ、中小企業では、店主(社長)とお客さんは同世代、ということです。ですから、社長とともにお客さんも知らず、知らずのうちに年を取っていきます。
気がついてみますと、売り先のお客さんも古くなり、売り先も衰退しますから、すると当然、自社の売上が減少していきます。 - 私はいつも、「マクロ経済に騙されてはいけない」と思っています。100年に一度の不況だとか、少子高齢化で物が売れないとか、大きなトレンドでは正しいかもしれませんが、世界経済や日本経済と自社は、あまり関係ないのも真実です。
私の経験では、自社の衰退要因は、大きな外部経済の変化より、それ以上に、お客さんが古くなったり、自社の若返りが遅れたりする、内部要因の方が大きいのです。
客観的に、お客さんの分析、従業員の平均年齢など自社の体質を絶えずチェックする、これはとても大事で必要なことではないでしょうか?
(「Club I's3月」より転載)
ほんごうでした
[2010.04.20]



