研修の陥穽
- 前回の弊誌(SCOPE5月号No.107)で、社員力は競争力の原点という記事を書きました。
理屈を言いますと、20世紀は工業化社会でしたから、主な生産手段は機械ですが、21世紀は、知識社会、サービス化社会ですので、生産手段は、もろに「人間」です。
ということは、より一層人材の育成をしないと企業は競争力がないし、
勝てない。
「人の育成」こそ、会社の「成長」の原点、「人材育成なくして会社の成長なし」と言う訳です。 - 研修
さて、人材の育成には、企業研修が欠かせない、ここまでは異論がないですよね。私個人的には採用より、入社した後の研修の方がもっと大事だと思っています。
ところが、この研修ですが、意外と成果が上がらない。「笛吹けども踊らずですよ」と自嘲気味に言う社長さんも多いのですが。(笑) - なぜ成果がイマイチなのか?
「なぜ研修が身にならないのか」、研修のプロはこんなことだと言います。
① 儲かった時だけ研修する。(研修予算は削りやすいですから。(笑))
② フィードバックがない。(やりっぱなしですものね。)
③ OJT がない。 - 努力には方向性がある(孟子)
これは、私の好きな言葉なのですが、「目的が違えば努力の意味がない」と
言うことです。
ですから、私が気をつけているのが次の点です。
① 研修目的をはっきりさせる。
(気がつくと、研修そのものが目的となっています。悪いことに研修をやったという「自己満足の罠」に陥ってしまいます。)
② 五官(五感)を使って研修する。
(「目」「耳」「鼻」「舌」「皮膚」の五つの器官)特に、声を出させることが重要ですね。聞くだけの学習はやめようと言うことです。
③ 座学(講義形式)は、意味がない?
(個人的には、いつもしゃべりながら効果が薄いなーと思ってしまいます。しゃべる側からは寝てるのがよくわかるんですよね。(笑))
えらそうに書きました。
でも弊法人の社内研修がイマイチなのも事実。(笑)
(「TSUJI・HONGO's SCOPE 6月号」より転載)
[2010.06.08]



