相手を研究する
- ある弁護士の先生は、裁判官の好みがわかってから、勝訴する確率が高くなったといいます。
「知り合いでもなくて、好みをどうして知るんだろうか」という疑問に、「公判中に裁判長とのやりとりからわかってくる」のだと言います。 - ドラフト2位でヤクルトに入団した古田敦也捕手は、入団時25歳という年齢ですから、2~3年ファームで鍛えてという余裕はありませんでした。
即戦力にならなければ、永遠にレギュラーになれません。そこで、徹底的に「監督が望む選手、好みになる選手」を目指しました。
どうしたか?
野村監督(当時)の著作を読んで、徹底的に野村さんの研究をしたそうです。「たとえ自分のスタイルと違っていたとしても、監督が好む選手になってゲームに使ってもらわないことには野球が出来ないわけですから」
自分と合わないことには目をつぶって、ひたすらそのスタイルをキャンプでとりいれたのですね。
「おかげさまで、迷うことなく、ライバルも気にならず、ひたすら監督が求める選手像にフォーカスしてトレーニングをした」
「当時、飯田哲也選手という足の速いライバルがいたが、監督の著書に足が速い選手は概して冷静さに欠け、キャッチャーに不向きとあった。だから飯田のことは気にならなかった」
飯田選手は、キャンプ中に外野手にコンバートされた。
結果はご覧の通り。古田選手は日本を代表する捕手となりました。
(GOETHE 8月号の記事「情熱の系譜②」より)
ほんごうでした
[2010.07.21]



