日本は馬券の売上や競馬場の設備や装置、レベルにおいて全て世界トップクラスに君臨しています。

日本の競馬は海外に比べて遅れている?

日本では最強と評されたオルフェーブル、ディープインパクトなどの名馬は世界最高峰と言われる凱旋門賞に挑戦して全て負けています。
これまで日本をはじめ、ヨーロッパで調教を受けた馬以外が勝ったことのないレースの歴史を見ると、日本の競馬は海外に比べて遅れている?と思ってしまいます。

 

しかし、実際には日本は競馬先進国として馬券の売上、設備、レベルにおいて全て世界トップクラスに君臨しています。
日本馬が海外で勝てないのは、特性の違いです。

 

過去には凱旋門賞馬や各国のダービー馬が日本で最大規模の国際レースのジャパンカップに多数出走しますが、優勝の大半は日本馬です。
芝質やコースの違いもあって、国によって強い馬の条件が異なっています。

 

 

ジャパンカップは日本馬が12連覇中

国内の国際レース「ジャパンカップ」は世界の中でも賞金の高いレースで、2017年の世界のG1競走ランキングでは天皇賞・秋と同率の12位にランクインしています。
毎年海外から招待馬を招いていますが、2017年までの12年間は全て日本馬が勝っています。

 

日本の競馬場は硬い芝を短く刈り取っている超高速馬場で海外の柔らかくて重たい芝と特性が大きく異なり、海外の馬は怪我を懸念して日本遠征を敬遠するケースが増えています。
2000年代に入ってからは海外から来る馬の質が下がっている面もありますが、それでも日本馬がこれだけ勝てるのは、日本の環境なら日本馬が強い証拠です。

 

ちなみに直近で優勝した海外馬のアルカセット(2005年)はそれまで海外G1を1勝しかしていませんでした。
調教で好タイムを出していたこともあって3番人気に支持されていましたが、ジャパンカップではレコード勝ちを収め、その後は日本での適正が高いとされて引退後は日本で種牡馬になりました。

 

 

凱旋門賞で2着に入ったナカヤマフェスタ

ナカヤマフェスタの写真

凱旋門賞馬に近づいた馬といえば、記憶にも新しい海外のブックメーカーでも1番人気の評価を受けたオルフェーブル(2着)を思い浮かべる人がいるかもしれないですが、2010年のナカヤマフェスタが一番勝利に近かったレースです。

 

ナカヤマフェスタは遠征前の宝塚記念で8番人気からG1初勝利を挙げて、凱旋門賞帰国後はすぐに怪我をしてしまいますが日本では特別な存在ではなかったです。
凱旋門賞も同じ厩舎でその年の皐月賞馬だったヴィクトワールピサがいたから一緒に遠征できたような存在とも言えます。

 

しかし前哨戦でも2着に好走して凱旋門賞では道中で進路を塞がれる不利がありながら僅差の2着に入りました。
おそらくヨーロッパの芝質との適正が高かったのでしょう。
凱旋門賞やジャパンカップなどの主要な国際レースの結果を見ると競馬予想における適正の重要性がよくわかります。

 

 

日本と海外にはそれぞれ良いところがある

日本は馬券の売上が世界トップクラスで、気候もよくて1年中競馬が開催されています。
トレセンも充実していますし、データ管理は世界最高レベルです。
海外競馬にも日本にはない良いところが色々とあります。
セリは日本より盛んで血統よりもある程度成長した時期に馬体の状態を見て取引するケースも多く日本と文化や重視されるものが違います。

 

サッカーで見れば、ヨーロッパと南米が進んでいて日本が勝てる部分は戦術などチームワークに関するものくらいで個々の能力は明確に劣っています。
競馬においては、この国が圧倒的に強いというところはなく、競馬が盛んな先進国はそれぞれが良い所を持っていて一長一短があります。
どこの国でもホーム(自国の競馬)は強いけどアウェー(海外遠征)すると結果が出にくいという点は共通です。

 

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