ヨーロッパの芝コースは全体的に日本よりも重たく、芝の長さも若干長めでパワーを使います。

海外競馬場(芝・ダート)の特徴

 

競馬場の芝

 

競馬の馬場(芝・ダート)の質や重さなどの特徴は競馬場ごとに異なります。
日本の中でも競馬場ごとで特徴が異なるので重要な予想指標になりますが、海外競馬場はさらに日本とは異なる特性を持っていることが多いです。
大きなレースが行われる海外の主要競馬場の馬場の特徴をまとめました。

 

 

ロンシャン競馬場(フランス)

主要レース:凱旋門賞

 

フランスをはじめ、ヨーロッパは全体的に芝コースは日本よりも重たいです。
芝の長さも若干長めですが、見た目以上に地下茎の密度が濃くてクッション性の高い馬場になっています。
脚の負担は少ないですが、その分パワーを使います。日本の馬場は世界屈指の高速馬場なので真逆の特徴です。
ダートは国際レースを行っていないため情報はありません。
イギリスのロイヤル・アスコットなど主要な競馬場はロンシャンに近く日本よりは重い芝質です。

 

 

メイダン競馬場(ドバイ)

主要レース:ドバイ国際競走(ドバイ・ワールドカップ、ドバイ・シーマクラシックなど)

 

メイダン競馬場の芝コースはバミューダグラスに、洋芝のペレニアルライグラスをオーバーシードした馬場です。
バミューダグラスは日本で広く使われている芝、洋芝はヨーロッパで主流の芝です。
ベースがバミューダグラスなので特性はヨーロッパより日本に近くて軽めの馬場になっていて、日本馬からも人気の競馬場です。

 

なお、香港の競馬場もドバイと同じ方法を採用しているので、香港とドバイは適正が似ています。
ダートについてはパワーが必要で、日本から参戦した騎手からは大井競馬場に似ているという声も聞こえます。
雨が少ない地域で排水性を重視していないため、日本のように馬が走ったときに、後方に細かく砂が飛び散る現象はあまり見られません。

 

 

アメリカのダート

世界のレースで賞金上位に入るレースも多いアメリカは、芝よりダートがメインです。
競馬場によってダートの質が変わり、世界一のダートレースと言われるブリーダーズカップクラシックは毎年開催される競馬場が変わります。
また、アメリカはダートコースから人口素材で作ったオールウェザーに変える動きも活発で、実際にブリーダーズカップクラシックは過去にオールウェザーで行われたこともあります。

 

しかし、ダートで実績を残してきた馬が勝てないことから近年はダートコースに戻る一方で、現在もオールウェザーにするべきという意見が多く議論されています。

 

ダートの砂質は地域によって差はありますが、日本のダートに比べて粘土質でパワーを求められます。
競馬場によっては雨で濡れると粘りがましてタイムが下がるケースもあります。
極端に例えると日本のダートは砂、アメリカのダートは土で全くの別物です。
そのため日本からアメリカ遠征する馬は少ないですし、チャンピオンズカップ(旧ジャパンカップダート)もアメリカからの参戦は少ないです。

 

オールウェザーはどんな天候でも快適にレースができるように作られた人工的な素材を敷き詰めたコースです。
日本ではポリトラックなどトレセンの一部のコースに使われていて、ヨーロッパでもオールウェザーに変更する競馬場が出ています。
オールウェザーにも種類がたくさんあって、質が全然違います。

 

日本のトレセンで使われているものは馬場が軽くて通常のダートコースよりタイムが出やすいです。
アメリカのオールウェザーは、ただでさえ重いとされている現地のダートよりもタイムのかかる柔らかいものが多いです。

 

こちらの関連記事もチェック!

日本は海外に遅れている?

page top